2017年3月ころに作ったMODPCが北海道を応援するキャラクター“雪ミク”をテーマにしたモデル「SNOWMIKU MODPC」。
この作品はとあるリクエストのもとで実現したカスタムPCです。
たまたま CORSAIR社より「弊社新製品が出るので一台作成して頂けないか」というオファーを頂き、別で受けてた雪ミクをモチーフにした作品のリクエストが重なったナイスタイミングの時だった。
※通常はメーカー側からオファーが来る場合と、テーマが確定してからうちからメーカーへご協力を依頼する場合で別れることが多い。
さて、その新製品といのは… ミドルタワーサイズのATXケースで両サイド・フロント・トップまで薄めのスモークがかった強化ガラスを採用したPCケース「 Crystal Series 570X RGB ATX 」です。※終息品
もちろんPCケースだけでは「PC」そのものは作れないので他のパーツは他社へ協賛依頼をし、それでも足りないパーツは自腹で揃えることにした。
今回協賛頂いたメーカーはこちらです。
・Micro-Star International (MSI)
・CORSAIR
・Bitspower international
届いたPCケースを早速バラしに入り、極力電装部品やケーブルを取り外し、SNOW MIKU のデザインにもある雪の結晶を塗装することにした。
雪結晶はイラストソフトでデータ作成を行い、市販のカッティングシートをホビー用のカッティングマシンを使って雪結晶の形をしたマスキングを綺麗に作成した。
次に作成したマスキングを塗装したい箇所に張り付けて、エアブラシで上から塗装を行った。
塗装したあと、マスキングを剥がすとこんな感じに雪結晶が浮かび上がってきた。
塗装のポイント:私自身は塗装のプロではないので技術的なところは詳しく申し上げられないが、特に注意しているところは色彩とバランスです。
使用するカラーと塗料の質、塗装に関する基本的な作業(下地作り・足付け・塗装・仕上げ)それ以外に環境・天候などには十分注意が必要。
MODは最終的なイメージから(が)スタートだと思います。
結果から逆算し、最初に行うべきことをリスト化すると段取りし易くなるので、作成したリスト通りに工程ごとを慎重に進行するのはとても大事です。
パーツを取り付けたあと、バランスが悪ければまたバラして修正します。
「見えないとこだからいいや」という妥協は嫌いでほぼ不可能だとしても(少しでも綺麗に)しようとするのが自己流です。
気になればPCケースの配線で隠れる部分もイラストを入れることも…
組み上げてしまえば、かなりイメージに近いMODが出来たと思います。
白と青のスリーブケーブルは自作したケーブル。純正のサイドガラスはアクリル板に変更を行い、レーザーカッターでイラストなどを刻印しました。
【最後に一言】
塗装する前提であればホワイトカラーのケースがおすすめ。
最初からホワイトで塗装されたケースだと、明るい(鮮やかな)塗装をしたい時にベースカラーの塗装が不要になるケースが多いのでコストや時間の節約ができる。
DIY塗装も楽しいですので機会あれば皆さんも是非チャレンジしてみてください!